über die Energie der Zukunft

フリージャーナリスト・岩上安身さんのサイトで、ビーレフェルト大学名誉教授ヨアヒム・ラートカウ氏(Joachim Radkau)のインタビューが配信されています。2012年2月2日のものです。ラートカウさんの環境史家であり、エネルギー政策についても研究されています。ラートカウさんのことは以前にドイツで歴史を研究する渡邉さんに教えていただきました(こちら)。
かみつキッドも興味を持っています。
ヨアヒム・ラートカウ(森田直子・海老根剛訳)「ドイツ反原発運動小史」上・下『月刊みすず』599号(2011年11月)、600号(2011年12月号)
ヨアヒム・ラートカウ「自然と権力」みすず書房
ラートカウさんの著書も読んでみたい。
 
http://www.ustream.tv/embed/recorded/20161038
 
話を要約するとこんな感じ。
  
なぜ福島のような原発事故が起こってしまったのか
●日本の科学者は原子力にあまり力を入れていなかったのではないか。もう少し力を入れていたのならばアメリカから技術を輸入することはなかったのではないか
●地震は避けることができない問題である。アメリカで成功した反原発運動は地震の恐れを考慮してのことだった。地震の起こる可能性のある地域には原発を作っていない
●日本には環境保護運動はないわけではない。むしろ公害に対する運動などで過去に成功した例がいくつかある。しかし、日本の反核運動は押さえ込まれていると言えるのではないか

なぜドイツでは脱原発運動が成功しているのか
●反核運動はスイスやオーストリアの方が早く取り組まれ、ドイツは世界大戦の経験などからリスクに関して敏感である
●環境保護優先の意識
●運動だけではなく国の制度との関わりで成功につながっているのではないか

ドイツでは脱原発にしていく中で地元経済はどのように自立していったのか、また論争はなかったのか
●ドイツにも原発設置による地元への支援や補助はある
●地元の雇用については原発をやめ再生可能エネルギーに転換する方が増加する

今後、日本が原発の問題に取り組んでいく中で世界にどのような影響を与えると考えられるのか
●日本の伝統は昔から世界の先端技術をもっていること。日本の成功の道はエネルギーをたくさん使う産業ではなく、知識をたくさん使う産業を追求することであり、今までも「省エネ産業」で成功してきた。知識集約型で分散型、省エネ型の再生可能エネルギーを発展・普及させる産業に力を入れていくべきではないか
●日本はエネルギーが不足しているのではなく、発想が不足しているのではないか
●原子力に変わる代替案の実現を可能にする新しい政治のスタイルを作っていく必要がある
●地方が各々に適した再生可能エネルギーを選ぶ
●トップダウンではなくボトムアップで解決策を提案していく政治スタイルが必要である
 
日本は保守的な国と思われているかも知れないが、歴史から見て決してそんなことはない。日本でも過去に大きな変化を成し遂げたことは何度もある。たまたまこの原子力の問題で日本の人々は保守的になっているが、そんなことはない。日本は必ず大きな変化を成し遂げる。ドイツと日本はお互いに学び、お互いに協力し合えることがきっとある。
 
震災で注目されることになった原発問題について。エネルギーの代替として注目される再生可能エネルギーについて。今は本当に次のエネルギー革命への過渡期にあると思えてなりません。そういう意味でも3月11日の震災は世界的に大きな影響力があるのですね。ラートカウさんの「(今までの歴史からもわかるように)日本は必ず大きな変化を成し遂げる」という言葉がとても力強く感じました。近い将来、技術と政治体制と市民意識が揃い、環境に優しい持続可能な生活はできるのでしょうか。
 
1992年に開催された「環境と開発に関する国連会議(UNCED)」以来、森林に対する世界の風潮は「持続可能な森林経営」を目標に掲げています。持続可能な森林経営のもとで再生可能エネルギーとしての木材利用もこれからの課題です。持続可能な森林経営とはどんなものなのか。日本はモントリオール・プロセスという持続可能な森林経営をするための基準と指標に合意しています。この話はまた次回に詳しく。今、目の前にあるモノはどこから来てどこに向かって流れていくのか、よく考えよう。自分も時代の流れに乗っているのだから。新しいモノに自分も少しでも貢献できたらという気持ちでいっぱいです。
そのためにはまずもっとドイツ語を勉強しよう(´∀`)
  

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