【eine Nachricht】 Arbeiten am Trimmdichpfad: Baum erschlägt Mann

21. Juli 2016

7月18日15時頃、ミュンヘン中心部から南東へ20kmほどの森で、林業作業員の死亡事故があったようです。

機械を操作していたルーマニア人58歳の作業員が、高さ25mの針葉樹を掴んで倒した際に、気付かず伐倒エリアにいた52歳の作業員に直撃。ヘルメットは着用していた。

事故の詳細は公表されていないので、なんとも言えませんが、作業員はベテランのコンビだったような印象を受けます。

林業に限らず、経験からくる過信や慣れは時には紙一重の状況をつくりかねません。いつも気を引き締めて安全を第一に。

Arbeiten am Trimmdichpfad: Baum erschlägt Mann

Borkenkäfermonitoring in Bayern

バイエルン州林業試験場のWebサイトでは病害虫モニタリングの情報が公開されています。

対象はBuchdrucker と Kupferstecher です。
まとめてBorkenkäferと呼ばれています。

2015年8月24日現在、3月末の暴風被害の影響もあり、全体的に「Warmstufe(警告レベル)」以上が目立ちます。

Borkenkäfermonitoring in Bayern
Borkenkäfermonitoring

日本も、年によってはカシノナガキクイムシやマツノザイセンチュウによる森の被害が見られますが、こういった目に見えるリアルタイムなマップがあれば森林管理だけではなく、情報公開共有の面でも役に立ちそうですね。

Tag des Försters / フォレスターの日

祝日「フォレスターの日」
あればいいなあ。
 
朽木村でシンポジウムがありました。
 
バーデン・ビュルテンベルク州からフォレスターを招いて通訳を通して、ドイツの林業について講演をしていただきました。
フォレスターとは森林官ともいわれ、ドイツでは森林のマネジメントをする行政職です。
 
会場は高島市森林組合でした。
初めてこの森林組合に行きましたが、意外とアクセスしやすい場所にありました。
組合の事務所前には大きくはありませんが、集材場がありました。

 
こちらが会場です。
会場なのか?と思うほどコンパクトな建物でした。

 
30人ほどの小規模なシンポジウムで、距離的にも心理的にもすごく身近に感じました。
話も目を見て聞くことができたので大変満足したものでした。

 
始めに、講師兼通訳の池田憲昭さんからドイツ林業の概要説明がありました。
森林蓄積は日本は600㎥/ha、ドイツは330㎥/ha。
林野庁は公表していない6kmメッシュで全国の森林蓄積データをもっている。
日本の成長量は15㎥/年以上、8割は外材を占めているなど。
日本は国土の7割を占める、木材利用のポテンシャルは高い。
池田さんはフライブルク大学で林学を修めた後、ドイツで仕事をされています。
実は、昔から池田さんのことを知っていたのですが、今日初めて会うことができました。

理想とする森林の姿を説明するランゲさんです。
 
日本は今、「森林・林業再生プラン」という大きな改革をしようとしています。
林業を生業として成り立たせるため、国土を守るため、経済をよくするため、良い森を育てるため。
新しいプランは特にドイツの影響を受けているようです。
そのアドバイザーでもあるのが池田さんやランゲさんのような活動をしている人です。
なのでドイツの林業を勉強しているかみつキッドの中ではこの方たちは最重要参考人になります。
本当に連行して取調べをしたいくらいです。
 
今日の講演でポイントだったところは、森につながるための「道」が必要だということだと思います。
林業をするためにも、大きな機械を森に入れるための道が必要です。
人を森に誘導するための森が必要です。
レクリエーションの場でもあるのです。
シュバルツバルトのきれいな林道を動画で見せていただきました。
やっぱりいい!映像で見るだけでもその道の気持ち良さが伝わってきます。
かみつキッドもはやくこんな道を歩いてアルプスを登りたい!!
 

最後に一緒に写真を撮っていただきました。
右にいる若い彼はランゲさんの息子さんです。Paulくん。
どうもありがとうございます。
 
ランゲさんたちが提唱する日本の森の目指すべき姿を勉強しました。
それから、
かみつキッドがこれからどのように生きていけばいいのか、なにを目指せばいいのか、
将来の具体的な姿を見せていただいた気がします。
池田さんのような仕事もステキだなと思います。
目指したいものが目の前にあると、やる気が出てきますね。
がんばろう。
 

Forstökonomisches Kolloquium von der TUM / ミュンヘン工科大の森林経済セミナーにて

ミュンヘンの森林経済?セミナーに参加しました。
 
ミュンヘン工科大学の先生が主催しているセミナーです。
毎年この時期に開催し、今年で44回目だそうです。
研修をしていた森林組合のボスが紹介してくれました。
まだ会ってもいないのに「セミナーがあるから発表してくれない?」という急なお誘いを頂き、帰国間近にも関わらず急いで発表の資料をつくりました。
いやー、まいった。大変だった。
準備は前日の深夜まで及びましたが、なんとかできました。
当日、9時からセミナーは始まるのでそれに合わせて朝早くからアウクスブルクを出発しました。
 
ところが、
 
Freising駅からバスに乗ろうとしたら、バスの人が「歩いたほうが早いよ」という甘い言葉に負けて歩いてしまい、気づいたら完全に迷子になっていました。
ォィォィ!(´゚∀゚`ノ)ノ
 
結局1時間半も遅れてセミナーハウスに到着しましたが、いや、ホント、疲れた。。。
 

セミナーハウスは街中にありましたが、静かで綺麗な建物でした。
今日からここを拠点に3日間、発表や報告会や視察が行われます。
かみつキッドの場合は帰国の準備があるので2日間だけの参加にしてもらいました。
セミナーにはドイツ国内だけではなく、オーストリアやハンガリーなどからも先生方が来られていました。
ゲッティンゲン、ハンブルク、ドレスデン、ウィーン、ハンガリーなどです。
 
さあ、さっそく中に入ろう。

お、見つけた。なんて簡単なビラだ。
 

誰だこれは?イタリア人?
おっと、こんな写真を撮ってる場合じゃない。
早く会場に行かなきゃ。
 

 
皆さんホントに熱心です。
しかし、難しいドイツ語をスラッと言いますね、この方たちは。
 

ヨーロッパの先生方を前にこの未熟者が何を発表すればいいのか色々と悩みましたが、日本の林業のこれまでとこれからについて簡単に紹介することにしました。もちろん震災の影響のことも。
緊張しながらもなんとか発表を終え、ホッと一息。
あとから感想を聞けば、しっかり理解してもらえていたようです。
良い質問もたくさん頂きましたが、上手く答えることができなくホントに申し訳ない。
もっと精進します。
 
これからのためにもこのセミナーに参加できてよかったです。
目指すべき目標が目の前にあるとやる気も溢れてくる感じがします。
今はとにかく、もっと林業や環境に関する知識と経験を、もっと語学能力を勉強する必要があります。
あせらずじっくり確実に、そして楽しんで。
 

Beitrag im Bayerischen Rundfunk von einem japanischen Waldpraktikant / 日本人の林業研修生とバイエルン放送

バイエルン放送に取材されたときのラジオが公開されました。

以前、このブログでも取材されたときのことを書きました。
こちら→

ビーアールが来る!! / Der BR kommt !!

半日くらい取材を受けていましたが、なんと放送は2分半ほど。
しかもかみつキッドが話した研修することになった成り行きや目的については軽く飛ばされていました。ちょっと悲しいです。


まあ放送時間はどうでもよくて、こんなふざけた輩でも取材して頂けることは光栄なことです。
これを励みに人の役に立てるように頑張りたいと思います。

ビーアールが来る!! / Der BR kommt !!

お久しぶりです。
またまたご無沙汰してしまいました。
いや申し訳ない。

ドイツでの研修も始まって2ヶ月以上経ち、大分この環境にも慣れてきました。
昨日、バイエルン放送の取材がありました。
と言ってもラジオのほうですが。
日本からドイツへ林業の研修を受けにくる学生は珍しいようです。
バイエルン放送は滋賀県で言えば、びわこ放送のようなものです。
ラジオで言えばE-Radio?、レイクサイドFM?、α-Station?のようなものです。
しかし、バイエルン放送は規模が違います。
まあそれはどうでも良いとして、
日本からの研修生を受け入れている組合とかみつキッドを半日同行密着取材してくれました。
 


 
「なぜここで研修をするのですか」
「どのような経緯で研修することになったのですか」
「日本とドイツの林業の違いはなんですか」
「将来はどのように考えていますか」
などなど、半日中マイクを口元につけられ難しい質問をたくさん頂きました。
さすがに疲れた。
Einfach gesagt, habe ich drei Ziele.
Erstens, ich möchte die deutsche Forstwirtschaft kennen lernen.
Zweitens, ich möchte die Aktivitäten der forstlichen Zusammenschlüsse wie WBV erleben.
Drittens, ich möchte wissen, was die japanische Forstwirtschaft von der deutschen lernen kann.
 
放送日はまた追って連絡するとのこと。
連絡があり次第、このブログにも書きたいと思います。
 

Waldbesitzer investieren in Wald / 森への投資

しばらくご無沙汰でした。
 
ゆっくりした休日がなかなかとれませんでした。
今のところ大きな事故や問題もなく研修に、勉強に、登山に、頑張って生活しています。
 
さて、7月も中盤になり、研修も一月以上経ちました。
仕事のリズムもだんだんと体に染み込んできて、森林所有者や取引先の人達とも顔馴染みになってきました。
この調子で研修も研究も進めていけたらと思います。 
 
この前、6月末に、ある意味では大きなパーティがありました。
ここに2つの新聞記事があります。

記事のタイトルは「Waldbesitzer investieren in Wald / 森への投資」と「Haunswieser Auswanderer zu Besuch in der bayerischen Heimat / 海外移住者がバイエルンの故郷を訪ねる」です。
先代からオーストラリアに移住していた森林所有者が故郷を訪問し、所有林を売り、組合がそれを買い取ったというお話です。
このパーティは町長や関係者を招いてのいわゆる公式な森林の譲渡会になります。
アイヒアハの森林組合では、所有していた熱電供給発電の施設を売却し、その資金をどのように利用するのか、について以前から話題になっていました。
その資金はバイオマスの施設などに投資するのではなく、かねてからの計画がなかった森林に投資されたのです。
今後はこの森林をどう活かしていくのか、教育林にするのか緑の回廊にするのか、検討中のようです。 
組合自身が所有する森林、バイエルン州では初めての出来事です。
ところで新聞記事の写真にちらっと日本人が写ってますね。
  

WBV Aichachの組合長です。かみつキッドのボスです。ほどよくlockerな人です。
 

WBV Aichachの理事長です。目は怖いですが良い人です。
 
 
譲渡会では森の中で小さな見学会もありました。
 
この新聞はアウクスブルクを中心とする地域の地元紙ですが、森林組合の活動もまたよく記事になります。
このようなことでも、ドイツの森林と人との距離の近さが伺えるようです。
 

Faszination Forstwirtschaft – durch Zusammenarbeit gewinnen / 林業見本市を訪ねて

先週はKWF-Tagungに行きました。
KWFとは、Kuratorium für Waldarbeit und Forsttechnik e.V. の略でKWFが主催する世界的な林業見本市のことです。
4年に一度開催される世界的なメッセで、今回はBaden-WürttembergのBopfingenで開催されました。
4日間で100以上もの企業や行政、林業関係団体が出展しました。
 

14トンを超えるハーベスタや様々な形のフォワーダなど、いわゆる高性能林業機械が数多く出展されていました。
WBV Aichachからは10人ほどの組合員が一緒に参加しました。
 

 

Die erste Woche meines Praktikums / 森のお仕事インターン研修はじめの一歩

今週からPraktikum(インターン研修)が始まりました。
あいにくの雨週間でしたが、頑張って自転車通勤をやり遂げました。
初めて自分で自分を褒めてあげたいと思いました。古いですね、ごめんなさい。
  

 
さて、今週は研修一週目ということで、まずこの組織のことや地理など基本情報を確認します。
渡されたのは「Erläuterungsband zur Standortserkundung」という分厚い本でした。
まだ詳しくは読んでいませんが、簡単に言えば、WBV Aichachが管理する森林の2000年時現況調査の報告書です。
詳しい内容は分かり次第後ほど取り上げたいと思います。


マップと照らし合わせ現地でも活用できるようになっています。
 
WBVで働く人はほぼ毎日、外にでています。
中規模の森林(約22ha)をもつ所有者さんは、エネルギーとして使われる木々を今売ればいくらになるのか、どこに売れば一番いいのか話していました。
スロバキア出身の作業員たちと一緒に間伐をしてほしい箇所の確認をしたり、幼木の育ち具合、林分状況をチェックしました。
バイエルン州は特に西からの風による風害が多いようです。
  
しかし、バイエルン語やシュバーベン語混じりのドイツ語を聴き取るのは難しい。
まだまだなにもかもが始まったばかり。
来週からも頑張ります。

Die Arbeit im Wald beginnt / 森のお仕事初出勤です

今週から念願だったPraktikum(インターン研修)が始まりました。
その目的は後々書いていくことにして、今日は初出勤の模様をお送りしたいと思います。
向かうオフィスはアイヒアハ(Aichach)というあまり大きくない街にあります。
アイヒアハはかみつキッドが住んでいるアウクスブルクから北西へ24kmほどのところ。
 
なんと初日から残念な雨。
なんとその距離は片道23.6km!!
それでも自転車で頑張ってオフィスまで行きたいと思います。
道が分からないのでGPSを持って自前ナビを準備しました。

相棒のマウンテンバイクです。
彼なしでは今回のインターンは成立しません。
よろしくお願いします。
お願いします、どうか壊れないで。
 
実は先週から何時にどこにどのように行けば良いのか、ボスにメールを送りましたが返事がありませんでした。
ということで勝手に適当な時間に行ってやろうと思い、朝9時頃に出発しました。

アウクスブルクの東側を流れるレヒ川を越えていきます。
 

途中にFriedbergという丘の上にできた街を越えていきます。
これは自転車で通ると丘ではない。山や!絶対山や!
 
そういや、以前にボスに会ったときに話していました。
「lockerの気持ちで仕事をしよう」と。
lockerって気楽とか緩いとかなんとかなるさ的な意味なんですね。
すごくかみつキッドに合っている気がします。
 

街を越えると野原にでました。
大きく道が二つに分かれています。
マニアックな道すぎてナビでもわかりません。
 
でもたぶん大丈夫。locker, locker

車の道ではない道は近道のような気がしてなりません。
 

どんどん森の中に入っていきます。
でも大丈夫、大丈夫。
  
 
これ大丈夫?
 

結局、かなり遠回りになりましたが、無事に元の道に戻ってきました。
ほら大丈夫。
 

緩やかな散歩道が続きます。
 


ここまで1時間半は経過しています。
一体いつ着くの??
 

やっと着きました。
11時でした。
 
 
適当な時間に来たのにも関わらず、快く受け入れていただけました。
ボスや同僚の方には以前にすでに何度かお会いしていたので、さっそく今日から仕事をします。
さすがlockerな人。
 

これは今までの研修生の墓標?じゃなくて、写真です。
かみつキッドも何ヵ月後かにはあの骨のようになるのかな。
 
 
今日は午後から外に一緒にでるというので、少しオフィスで休憩します。
 

なんでもアイヒアハの近くの街に住んでいる森林所有者さんが、自分の森の状況を確認したいという要望があったようで、担当者と一緒に見て回ります。
 

1haほどの大きさでトウヒが多い森でした。
本当に小規模ですね。
 
 
左が担当者さん(かみつキッドの二人目のボス)、右が森林所有者さん(どこにでもいるような普通の奥様)
 

しばらくすると、偶然に隣の森林所有者さんも森を訪れました。
森林所有者同士が森で出会うのは珍しくないことのようですね。
 

この棒が所有境界を表しています。
 

森の中の所有境界では、目印になるような大きな木や特徴がある木が境界の役目をします。
わかります?手前の4つの木は境界の役目をしています。
 
森林所有者さんと一緒に境界をチェックしたり、森林の現状を説明したり、これからどのように施業すればいいのか、またはいつまでおいておけばいいのか、分かりやすく話します。
40分くらいで相談は終わり、所有者さんを家まで送りました。
 

その後、また違う森で今度切る予定の木を選び、マークをする仕事をしました。
自然に優しいを謳っているカラフルスプレーを使い、チェックしていきます。
 
オフィスに戻ったのは16時頃でした。
今日はもう帰っていいというので、また自転車でアウクスブルクに向かいます。
また2時間かけて。 
 
今日は大変で長い1日でした。
確かに大変なことばっかりですけど、やれないことはない。
なによりも面白い。
そんな一歩を実感できたことがなによりも嬉しくて、すばらしい1日でした。