Ein Praktikum bei Japan Behörde 1 / 林野庁でのインターン研修①

2011年夏、林野庁の出先機関である京都大阪森林管理事務所でインターンシップ生として研修をしたときのことです。
 
研修期間は一ヶ月で内容は以下の通りでした。
● 国有林と森林管理事務所についての勉強
● 中学生チャレンジ体験学習の指導
● 高台寺山国有林における植生調査
● カシノナガキクイムシ被害木調査
● 嵐山国有林の取扱いに関する意見交換会
 
研修内容に入る前にまずその背景を簡単に書きたいと思います。
  
日本には森林が約2500万haあります。国土面積の約7割が森林で世界的に見ても森林が多く国土の多くを占める国です。そのうちの約1300万ha(約5割)が天然林、1000万ha(約4割)が人工林、残りが無立木地、竹林などです。また、所有形態は大きく分けると国有林と民有林に区分されます。国有林は林野庁をはじめ国の機関が所有する森林で約770万haあり、民有林はそれ以外の森林(都道府県や市町村の所有する公有林と個人や企業が所有する私有林)とされ、約1,730万haを占めています。つまり、「日本の国土の約2/3が森林」、「日本の森林の約1/3が国有林」、「国有林は日本の国土の約2割」ということです。
 
国有林の分布状況は以下の通りです。 

出典:林野庁HP(http://www.rinya.maff.go.jp/)
 
 
土地面積に占める国有林の比率をみると、国有林は北海道や東北に多く、近畿は最も少ないことがわかります。
  
このように地域により国有林の多い少ないの差はありますが、日本は一貫して林野庁が国営企業として管理経営しています。その組織は林野庁本庁の下に、地方ブロック組織として7ヵ所の森林管理局を設置しており、さらにその下に森林管理署、森林事務所などを設置し、現場の管理経営を実施しています。
 

 
私がインターンとして研修したのは、京都にある森林管理事務所です。組織のなかでは、農林水産省-林野庁-近畿中国森林管理局-京都大阪森林管理事務所という位置づけになります。
 
近畿中国森林管理局の下部組織である京都大阪森林管理事務所は、京都府と大阪府に所在する国有林約5,700haの管理経営を担当しています。京都市内では、東山、貴船山、嵐山など、大阪府内では、箕面山などが国有林です。後から触れますが、清水寺の背景の山も嵐山にある渡月橋の背景となっている山も実は国有林なのです。職員数は20名ほどでした。
  

出典:京都大阪森林管理事務所HP(http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/)
 
私がインターンをしたのは2011年9月でした。夏日が続くなか、京都市内にある国有林を中心に山に入りました。京都市は北山、東山、西山の山々に囲まれた盆地の地形をしています。その多くが平地に近い場所にあります。京都市内には約1,400haの国有林があります。東山には、清水寺、八坂神社、知恩院、南禅寺、銀閣寺などの背後に高台寺山国有林、南禅寺山国有林、銀閣寺山国有林などが所在しています。西山には天龍寺、苔寺の背後に嵐山国有林、松尾山国有林などが所在しています。
  
京都市内にある国有林の多くは、明治初期の頃に国有林となりました。
もともとは寺などが所有していた山なのです。 
  

出典:京都大阪森林管理事務所HP(http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/)
 
簡単なまとめと目的です。
国土面積の7割を占める日本の森林はその約3割を国有林として国が管理しています。
林野を担当する政府組織は林野庁を筆頭に多段階に分かれています。
中央省庁は仕組みや制度を考え、地方事務所は現場作業が中心です。
現時点での私のインターン研修の目的は、国有林事業についての現場レベルでの理解と、どんな仕事をしているのかより具体的に体験することにありました。
次は具体的な研修内容を書きます。
  

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