Ein Praktikum bei Japan Behörde 4 / 林野庁でのインターン研修④

引き続き、林野庁インターン研修の体験記④です。

研修内容は大きく分けて5つありました。
● 国有林と森林管理事務所についての勉強
● 中学生チャレンジ体験学習の指導
● 高台寺山国有林における植生調査
● カシノナガキクイムシ被害木調査
● 嵐山国有林の取扱いに関する意見交換会

最後に、嵐山国有林における合意形成について。
嵐山にも国有林はあります。

渡月橋の背景がそれですが、夏は緑が広がり秋には美しい紅葉が見られ、季節を通して私たちを楽しませてくれます。
嵐山国有林は江戸時代までは大部分が天龍寺領であり、「社寺上知令」により官有地に編入された森林です。
この嵐山に限らず、京都市内の国有林は大きな変化の途上にあります。
シカやイノシシなどによる獣害も大きな要因になっているようです。
平成21年度より地元住民、専門家や行政による「嵐山国有林の取扱いに関する意見交換会」が始まりました。
私も10月に参加しました。
 
この研修で良かったことは毎日どこかの国有林に入り、現場を見ることができたところですね。
京都市内には近辺に国有林が点在していて、これら国有林は国際都市京都の風景を特徴づけています。
これに関しては「東山/京都風景論」にも書かれています。
東山/京都風景論
 
また、研修は9月の台風が多い時期だったので外の作業の予定変更がよくありました。
しかし台風が来た後の見回りの必要性や危険性への意識について多く学ぶことができたことも良かったです。
京都事務所ではなんでも私が始めての研修生らしいです。
 
この研修を通じてお世話になった京都大阪森林管理事務所の方々には深く感謝しています。
 

Ein Praktikum bei Japan Behörde 3 / 林野庁でのインターン研修③

引き続き、林野庁インターン研修の体験記③です。
 
研修内容は大きく分けて5つありました。
● 国有林と森林管理事務所についての勉強
● 中学生チャレンジ体験学習の指導
● 高台寺山国有林における植生調査
● カシノナガキクイムシ被害木調査
● 嵐山国有林の取扱いに関する意見交換会
 
カシノナガキクイムシ被害木調査について。
近年、「ナラ枯れ」や「マツ枯れ」という言葉をよく耳にします。
簡単に言えば、小さな虫が木の中に入りその虫が持っている菌により樹木が枯れる伝染病のことです。
その虫はカシノナガキクイムシというややこしい名前の虫です。
ひとつこの虫にやられた木が発生すれば周りの木にも伝染してしまいます。
樹齢100年以上の巨木もこれにはやられてしまいます。
ナラ枯れは比較的高齢で大径木が多い広葉樹二次林で発生しやすいというのもポイントです。
ナラ枯れの場合はブナ科樹木萎凋病といいますが、京都では平成17年に高台寺山国有林で発生して以来、被害は年々広がっているようです。
ただ年によって増えたり減ったりしているようですが。
また、暑い夏の年は多いようですね。
京都事務所はこのカシナガ被害木調査を夏~秋にかけて毎年実施しています。
被害木の位置をDGPS(GPSのいいやつ)で確認し、大きさと周辺環境(樹種、傾斜、植生など)を調べます。
調査後、立木調査野帳や収穫調査復命書を作成し、業務委託の場合は入札にはいり、施業に移ります。
私も各国有林で被害木調査をしました。
 

 
被害木の周辺には「フラス」と呼ばれる虫が木に潜り込んだ時にでてくる粉屑がたくさんあります。
そしてまだ夏だというのに葉は紅葉しているのです。ただ枯れているだけですが。
 
もうひとつ。
猛毒キノコといわれている「カエンタケ」がありました。
表面は赤色で高さは3~15センチ、6月~10月にかけて広葉樹林内に生えるそうです。
触るだけで皮膚が炎症し、致死量は3グラムという日本でもトップクラスの毒キノコです。
最近、滋賀や京都周辺で多く確認されています。
このキノコはナラ枯れ被害木の付近に発生します。
いかにも危なそうなヤツです。気をつけなければいけませんね。
 
もしかして大量発生は温暖化と関係があるのか??
 

Ein Praktikum bei Japan Behörde 2 / 林野庁でのインターン研修②

引き続き、林野庁インターン研修の体験記です。
 
研修内容は大きく分けて5つありました。
● 国有林と森林管理事務所についての勉強
● 中学生チャレンジ体験学習の指導
● 高台寺山国有林における植生調査
● カシノナガキクイムシ被害木調査
● 嵐山国有林の取扱いに関する意見交換会
 
まず、中学生チャレンジ体験学習から。
京都大阪森林管理事務所は年に2度ほど京都市の中学生を対象に体験学習の受け入れをしています。私が研修を始めた頃、ちょうど中学生の体験学習を一週間ほどしていました。私も中学生と一緒に森林管理事務所の仕事を体験することと、中学生の指導という位置づけで京都市内の山を中心に森の仕事を体験します。

 
銀閣寺山国有林、高台寺山国有林、衣笠山国有林に行きました。
各国有林には森林官というその地域の森林を管理する担当者がいます。
ドイツでいうフォレスターでしょうか。森林官はその山のことをとてもよく知っています。
ナラ枯れやマツ枯れで枯れている木の胸高直径を計測したり、道路に倒れそうになっている危険木をチェックすることも仕事のうちです。
 
次はナラ枯れについて話したいと思います。
 

Ein Praktikum bei Japan Behörde 1 / 林野庁でのインターン研修①

2011年夏、林野庁の出先機関である京都大阪森林管理事務所でインターンシップ生として研修をしたときのことです。
 
研修期間は一ヶ月で内容は以下の通りでした。
● 国有林と森林管理事務所についての勉強
● 中学生チャレンジ体験学習の指導
● 高台寺山国有林における植生調査
● カシノナガキクイムシ被害木調査
● 嵐山国有林の取扱いに関する意見交換会
 
研修内容に入る前にまずその背景を簡単に書きたいと思います。
  
日本には森林が約2500万haあります。国土面積の約7割が森林で世界的に見ても森林が多く国土の多くを占める国です。そのうちの約1300万ha(約5割)が天然林、1000万ha(約4割)が人工林、残りが無立木地、竹林などです。また、所有形態は大きく分けると国有林と民有林に区分されます。国有林は林野庁をはじめ国の機関が所有する森林で約770万haあり、民有林はそれ以外の森林(都道府県や市町村の所有する公有林と個人や企業が所有する私有林)とされ、約1,730万haを占めています。つまり、「日本の国土の約2/3が森林」、「日本の森林の約1/3が国有林」、「国有林は日本の国土の約2割」ということです。
 
国有林の分布状況は以下の通りです。 

出典:林野庁HP(http://www.rinya.maff.go.jp/)
 
 
土地面積に占める国有林の比率をみると、国有林は北海道や東北に多く、近畿は最も少ないことがわかります。
  
このように地域により国有林の多い少ないの差はありますが、日本は一貫して林野庁が国営企業として管理経営しています。その組織は林野庁本庁の下に、地方ブロック組織として7ヵ所の森林管理局を設置しており、さらにその下に森林管理署、森林事務所などを設置し、現場の管理経営を実施しています。
 

 
私がインターンとして研修したのは、京都にある森林管理事務所です。組織のなかでは、農林水産省-林野庁-近畿中国森林管理局-京都大阪森林管理事務所という位置づけになります。
 
近畿中国森林管理局の下部組織である京都大阪森林管理事務所は、京都府と大阪府に所在する国有林約5,700haの管理経営を担当しています。京都市内では、東山、貴船山、嵐山など、大阪府内では、箕面山などが国有林です。後から触れますが、清水寺の背景の山も嵐山にある渡月橋の背景となっている山も実は国有林なのです。職員数は20名ほどでした。
  

出典:京都大阪森林管理事務所HP(http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/)
 
私がインターンをしたのは2011年9月でした。夏日が続くなか、京都市内にある国有林を中心に山に入りました。京都市は北山、東山、西山の山々に囲まれた盆地の地形をしています。その多くが平地に近い場所にあります。京都市内には約1,400haの国有林があります。東山には、清水寺、八坂神社、知恩院、南禅寺、銀閣寺などの背後に高台寺山国有林、南禅寺山国有林、銀閣寺山国有林などが所在しています。西山には天龍寺、苔寺の背後に嵐山国有林、松尾山国有林などが所在しています。
  
京都市内にある国有林の多くは、明治初期の頃に国有林となりました。
もともとは寺などが所有していた山なのです。 
  

出典:京都大阪森林管理事務所HP(http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/)
 
簡単なまとめと目的です。
国土面積の7割を占める日本の森林はその約3割を国有林として国が管理しています。
林野を担当する政府組織は林野庁を筆頭に多段階に分かれています。
中央省庁は仕組みや制度を考え、地方事務所は現場作業が中心です。
現時点での私のインターン研修の目的は、国有林事業についての現場レベルでの理解と、どんな仕事をしているのかより具体的に体験することにありました。
次は具体的な研修内容を書きます。
  

照千一隅 此則国宝

一隅(いちぐう)を照らす、これ則(すなわ)ち国の宝なり

比叡山延暦寺に行ってきました。
安土桃山時代、織田信長が僧兵の権力を恐れ、延暦寺を焼き討ちしたことでも有名ですね。
平安時代初期の僧侶、最澄によって開かれた日本天台宗の本山寺院でもあります。
1994年にはユネスコ世界文化遺産にも登録されていたのですね。
大津の近くに住んでいながらなかなか行く機会がなく、奥比叡をドライブがてら今回初めて行きました。
  
堅田を通り仰木ゲートから奥比叡ドライブウェイにはいります。
この日は天候にも恵まれ気持ちの良いドライブになりました。
ちょっとはっきりしませんが、中腹から琵琶湖のある北東を向いた景色です。

 
比良山系も見えます。あの高い雪がある山はびわこバレイですね。
うーん、スキーがしたい。

 
延暦寺の境内は大きく3つの地域に分かれていて、本堂があるのは東堂になります。

 
根本中堂が本堂にあたります。

 
ここからは撮影禁止です。

 
境内には至る所に 
「一隅(いちぐう)を照らす、これ則(すなわ)ち国の宝なり」の言葉がありました。
お金などは国の宝ではなく、家庭や職場など自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも変えがたい貴い国の宝である。一人ひとりがそれぞれの持ち場で全力を尽くすことによって、社会全体が明るく照らされていく。自分のためばかりではなく、人の幸せ、人類みんなの幸せ求めていこう。「人の心の痛みがわかる人」「人の喜びが素直に喜べる人」「人に対して優しさや思いやりがもてる心豊かな人」こそ国の宝である。
という意味だそうです。
確かにすばらしい言葉だと思います。
   
この延暦寺は最澄氏がこの地に寺院を築いた時代からずっとすばらしい人材育成機関だったのですね。
大変勉強になりました。
 

Ciao, Gen!!

犬を飼うことになりました。
 
豆柴の「げん」です。
はじめまして、よろしくです。

 
まだ一ヵ月半なのでワクチンも一度しか注射しておらず、散歩にも行けません。
 
とってもおとなしく人懐っこい性格です。
なにもかも初めてのことなのでなんでも興味津々。
緊張しているのかただおとなしいだけなのか全く鳴きません。
とにかく、、、かわいい☆ かわいすぎる☆
 
これからは家族の一員として一緒に過ごしていきます。
なによりも健康ですくすくと育っていってほしいと思います。
 
よろしく、げん