auf der Hochzeit – 結婚式にて

いとこの結婚式がありました。
 

 
かみつキッドの従兄弟たちは7人全員男で、ほとんど年子になっています。
その一番年下の通称「韓流スター」の結婚式でした。
一昨年あたりからの家族での不幸が続くなか、本当におめでたいことです。
親戚一同が集まるのも本当に初めてなくらい久しぶり?です。
みんな兄弟のように育ってきた仲なので大変喜ばしいことです。
素晴らしい式場で美味しい料理も沢山いただき、やはり最後のメッセージは感動しました。
結婚式は人生のターニングポイントなのですね。
 
興味深い話を少し。
日本の結婚式は簡単に言うと『なんちゃってヨーロッパ風』です。
チャペルでの挙式やドレスなど、欧米のウェディングスタイルを真似ている部分を多くみかけます。
しかし、日本にもともとある様式や風習もその中に垣間見ることができると言えます。
例えば、結婚証人のサイン。
日本の人前式では、両親を初め出席者による新郎新婦が結婚することへの証人としての役割を求められます。
出席者による承認の拍手も同じです。
ドイツでは式出席者を証人にするのではなく、戸籍を役所に届けるときに少数の証人にサインしてもらう程度です。
また、結婚指輪の披露などもしません。
人前式の前に行う両家の親族紹介もありません。
 
多くの日本の結婚式では、披露宴のときに勤務先の上司から挨拶を頂いたり、両親が出席者のテーブルを周り挨拶しながらお酒をついだり、ゲームをしたり、人生を振り返るムービーを流したり、友人がお祝いの演奏をしたり、そして披露宴の最後には娘から両親への感謝のメッセージがあり出席者を涙ぐませます。
イベントには両親や家族も頻繁に取り上げられます。ウェディングケーキのサンクスバイト(サンクスというコンビニでバイトすること??)など。
しかし、ドイツでは式の中心はあくまで新郎新婦です。
プライベートなパーティなので勤務先の上司はあまり呼ばず、仲の良い友人や知人を招待します。
また、ドイツでは感動のメッセージは父親が娘のためにスピーチします。
 
日本の風習や日本人の心はこういったところに見られるのではないでしょうか。
世間での付き合いをより大切にしていること、これまで育ててくれた両親への感謝の心、これからもお世話になる周りの人たちから指導を仰ぐ姿勢、両親や人生の先輩方を敬う心、欧米のウェディングスタイルを吸収した日本の結婚式ですが、日本人の美徳意識が表れたような日本人の心は残っているような気がします。 
どちらのスタイルが良いとかではなくただ単純に面白い!と思いました。
素人ながらに色々と考えさせられた結婚式でした。
 
末永い幸せをお祈りいたします。
おめでとう。
 

 

über die Energie der Zukunft

フリージャーナリスト・岩上安身さんのサイトで、ビーレフェルト大学名誉教授ヨアヒム・ラートカウ氏(Joachim Radkau)のインタビューが配信されています。2012年2月2日のものです。ラートカウさんの環境史家であり、エネルギー政策についても研究されています。ラートカウさんのことは以前にドイツで歴史を研究する渡邉さんに教えていただきました(こちら)。
かみつキッドも興味を持っています。
ヨアヒム・ラートカウ(森田直子・海老根剛訳)「ドイツ反原発運動小史」上・下『月刊みすず』599号(2011年11月)、600号(2011年12月号)
ヨアヒム・ラートカウ「自然と権力」みすず書房
ラートカウさんの著書も読んでみたい。
 
http://www.ustream.tv/embed/recorded/20161038
 
話を要約するとこんな感じ。
  
なぜ福島のような原発事故が起こってしまったのか
●日本の科学者は原子力にあまり力を入れていなかったのではないか。もう少し力を入れていたのならばアメリカから技術を輸入することはなかったのではないか
●地震は避けることができない問題である。アメリカで成功した反原発運動は地震の恐れを考慮してのことだった。地震の起こる可能性のある地域には原発を作っていない
●日本には環境保護運動はないわけではない。むしろ公害に対する運動などで過去に成功した例がいくつかある。しかし、日本の反核運動は押さえ込まれていると言えるのではないか

なぜドイツでは脱原発運動が成功しているのか
●反核運動はスイスやオーストリアの方が早く取り組まれ、ドイツは世界大戦の経験などからリスクに関して敏感である
●環境保護優先の意識
●運動だけではなく国の制度との関わりで成功につながっているのではないか

ドイツでは脱原発にしていく中で地元経済はどのように自立していったのか、また論争はなかったのか
●ドイツにも原発設置による地元への支援や補助はある
●地元の雇用については原発をやめ再生可能エネルギーに転換する方が増加する

今後、日本が原発の問題に取り組んでいく中で世界にどのような影響を与えると考えられるのか
●日本の伝統は昔から世界の先端技術をもっていること。日本の成功の道はエネルギーをたくさん使う産業ではなく、知識をたくさん使う産業を追求することであり、今までも「省エネ産業」で成功してきた。知識集約型で分散型、省エネ型の再生可能エネルギーを発展・普及させる産業に力を入れていくべきではないか
●日本はエネルギーが不足しているのではなく、発想が不足しているのではないか
●原子力に変わる代替案の実現を可能にする新しい政治のスタイルを作っていく必要がある
●地方が各々に適した再生可能エネルギーを選ぶ
●トップダウンではなくボトムアップで解決策を提案していく政治スタイルが必要である
 
日本は保守的な国と思われているかも知れないが、歴史から見て決してそんなことはない。日本でも過去に大きな変化を成し遂げたことは何度もある。たまたまこの原子力の問題で日本の人々は保守的になっているが、そんなことはない。日本は必ず大きな変化を成し遂げる。ドイツと日本はお互いに学び、お互いに協力し合えることがきっとある。
 
震災で注目されることになった原発問題について。エネルギーの代替として注目される再生可能エネルギーについて。今は本当に次のエネルギー革命への過渡期にあると思えてなりません。そういう意味でも3月11日の震災は世界的に大きな影響力があるのですね。ラートカウさんの「(今までの歴史からもわかるように)日本は必ず大きな変化を成し遂げる」という言葉がとても力強く感じました。近い将来、技術と政治体制と市民意識が揃い、環境に優しい持続可能な生活はできるのでしょうか。
 
1992年に開催された「環境と開発に関する国連会議(UNCED)」以来、森林に対する世界の風潮は「持続可能な森林経営」を目標に掲げています。持続可能な森林経営のもとで再生可能エネルギーとしての木材利用もこれからの課題です。持続可能な森林経営とはどんなものなのか。日本はモントリオール・プロセスという持続可能な森林経営をするための基準と指標に合意しています。この話はまた次回に詳しく。今、目の前にあるモノはどこから来てどこに向かって流れていくのか、よく考えよう。自分も時代の流れに乗っているのだから。新しいモノに自分も少しでも貢献できたらという気持ちでいっぱいです。
そのためにはまずもっとドイツ語を勉強しよう(´∀`)
  

in die nächste Phase gehen

 
久しぶりに日本に帰ってきました。
 

 
機内から見る夜明けは本当にきれいでした。
アルプスは雪雲に覆われて残念ながら見ることができませんでしたが、晴れ間には地平線まで続く海やきれいな山々の尾根線がはっきり見えました。
地上にいても地球の美しさはたくさん見ることができますが、空から見るのもまた良いですね。
震災や環境破壊がクロープアップされている現在がウソのような穏やかさです。
人の力は偉大でもあり小さなものでもあり。 
 
明日からまた頑張ろう。
次のステージへ。
 

den Dank in Musik setzen

先月の話になりますが。
山岳協会会長の送別会をミュンヘンでしました。
山岳協会第二章ですね。(勝手に)
ちらし寿司やハンバーグなど日本でもおなじみの料理がたーーーんと並びました。
 

 

  

 

 
かみつキッドもバイオリンをもって送ります。
 

 
プロのピアニストさんともアンサンブルしました。
いやこんな素人と演奏していただけるなんてもったいない。
 

 
バイオリンの演奏はイマイチでしたが、みんな喜んでもらえたようでかみつキッドもうれしく思います。
こうゆう喜びがあるから音楽はやめられませんね。
もっと腕を磨いてたくさんの喜びを分かち合おう。
 
会長、これからもよろしくお願いします。
 

die Geburtstagsfeier

朝起きれば外気温は-16.5℃でした。
 
さぶい!さぶい!
ドイツも寒い日が続いています。
外はきれいな青空なのに凍てつく寒さです。
 

 
昨日はお別れ会+誕生日会としてミュンヘンでパーティをしました。
なんちゃって山岳協会の今後の活動予定も話し合い、有意義なひとときでした。
沖縄やアイスランドやイタリアなどの写真も見れました。
オーロラきれいだった。見に行きたい。教会でコンサートしたい。
カレーにサラダに春巻きに日本酒にケーキも頂きました。

  
楽しい時間を過ごせました。
また明日から頑張ろう。
 

Schützen durch Nützen

Schützen durch Nützen は「活かして守る」です。
 

http://www.augsburger-allgemeine.de/aichach/Mit-Holzpreis-steigt-Selbstbewusstsein-id18532281.html 
 
  
独日協会の会長さんからドイツ林業に関する情報をよくいただきます。
どうもお世話になります。
  
WBV Aichach e.V. の活動はよく地元紙でも取り上げられています。
組合の設立は1952年になります。
オーバーバイエルンのAichach-Friedberg郡にある森林を管理しています。
現在の組合員は1400ほど、全面積は約12,200haになります。
その内、小規模私有林は1342、面積は6,660haです。
また、大規模私有林については、11人の所有者が面積4,780haを所有しています。
貴族の称号であるBaron(男爵)と呼ばれる人たちが所有しているようです。
Ludwig van Beethovenのようなものかな?
その他、教会所有林は38ヵ所で230ha、団体有林は13ヵ所で530haあります。
2011年の総売り上げは約4百万ユーロに達しました。
 
二つ目の記事は、バロンさんが組合の活動に貢献したとして表彰されている写真があります。
木材価格が下がり続けるなか、アイヒアハ地域の森林所有者有志が集まり自分たちの木材の将来について会議をしました。実はもう終わった話ですが、以前からバイオマスエネルギー事業も手がけていたWBVAですが、採算性が合わないことなどから事業から手を引き、Biomasse Heizkraftwerkを手放すことにしました。そして50万ユーロという大金が入ってきました。その大金をどのようにすれば有意義なものになるか、ということです。
 
三つ目の記事は、ペーターさんがWBVAのトップとして続けるというものです。いわゆる組織の顔となっている人です。
かみつキッドがボスと呼んでいる人は、運営のトップに位置します。
また、新しく選挙?をして理事を5人選出しました。
20年間理事を務めた人も挙げられています。
 
みなさまなかなか強そうですね。方言も。
 

ハンニバル様のゾウハーベスタ

今日は大型機械が動いてるぞ!と言うので、
ボスに連れられオフィス近くの私有林に行きました。
 
これは切った木を運ぶための機械、フォワーダですね。

 
危険なので近くからは見れませんでしたが、こんな感じでした。
切っているのは20mくらいのマツです。
木をつかんで下を切って倒します。
倒してから適度な長さに切って、しかも枝払いも同時に行います。
一本をさばくのに1分くらいかな。


 
時間があまりなかったのでゆっくり見学できませんでしたが、ドイツでも特に大型のハーベスタのようです。
なんでも一年に一度くらいしか見れないんだとか。
ハンニバル、ハンニバル!! ってボスたちは言ってましたが、ドイツの会社の名前?のようですね。
なんでハンニバル??ゾウに乗ってる人間???
 
林道もきれいに整備されていました。
もちろん作業道もいたるところにありました。
ここは全く傾斜がなく大型機械もなんなく入れる森林でした。

 
ここはマツとブナの複層林になっています。
また、トウヒの単層林もありました。

 
ボスいわく、このへんはチェーンソー8人チームで一年間で20,000㎥切ることができるが、大型ハーベスタだと一週間で1,000㎥切れる!
ついてきた地元の森林所有者さんも一緒に見学しました。
ドイツ語名をそのまま日本語にするとスモールジュータンさんです。
恰幅のいいおじさんです。
林業機械を敵視するスモールジュータンさんは、
「あヾー、これ見てらんねえよー!!心もお腹も痛くなるー!!」
と笑いながら叫んでいました。
つまり、それぐらい色んな意味で恐ろしい機械なのですね。
 
ボスは普通のドイツ語を話しますが、地元の森林所有者さんたちはバイエルン語なのですね。
バイエルン語はもう外国語のようですね。
どうやらドイツ語とバイエルン語のふたつ学ぶ必要があるようです。
頑張らないと。